熱中症の症状 その兆候を見逃すな!世代別ポイントと応急処置
こんな症状が出たら要注意です!!
熱中症は、突然起こるように思われますが、実際には事前にその兆候があり、それを見逃しているために発症してしまうケースがほとんどです。
しかしちょっと気分が悪い程度では熱中症にかかっているとは気づかないものです。
そこで、
早期の対応がもっとも重要ですので、参考になさってくださいね。
これは熱中症の症状?その兆候を世代別に確認
ここでは年代別に、どのような症状が出ているならば、それは熱中症を疑ってみたほうが良い、という疑うポイントを列挙しています。
普段と比べて、下記に書いてある症状が出た場合は要注意です。
熱中症の疑いがありますので、直ちに適切な処置を行ってください。
特に赤ちゃんや高齢者については、周りの大人がしっかりと観察してあげてください。
乳児(赤ちゃん)の場合の熱中症を疑うポイントとは?
顔が赤い、ほてっている
体が熱っぽい
肌が乾燥ぎみ
泣き声が弱々しい、または泣かなくなった
おしっこやウンチの量が少ない
ぐったりしている
授乳をしても嫌がる
吐いてしまう
幼児の場合の、熱中症を疑うポイントは?
顔が赤い、ほてっている
体に触れると熱い
だるそうにしている、動こうとしない
おしっこが出ていない
すぐ吐いてしまう
水分補給をさせていなかった
炎天下や蒸し暑い環境で過ごした
昼寝をしていない、寝不足
小児の場合の、熱中症を疑うポイントは?
顔が赤い、またはほてりがある
体が熱っぽい
頭痛を訴えている
「くらくらする」と言っている
「気持ちが悪い」と言っている
「のどが渇いた」とさかんに訴える
いつもよりも汗をかいている
逆にいつもより汗をかいていない
屋外など暑くて湿気が多い場所で遊んでいた
大人の場合の、熱中症を疑うポイント
ここでは学生やオフィスで働く人、主婦など主に屋内にいる方の、熱中症を疑うべきポイントです。
頭が痛い
めまいがする
手や足がしびれる
体がだるい
体が重く感じる
汗が大量に出る、または汗がでない
下痢、風邪をひいている
直射日光に当たっていた
のどが渇く
食事を十分に摂っていない
(成人の場合)前日にお酒を飲んだ
寝不足
まとまった時間外出していた。
屋外で活動する人の、熱中症を疑うポイント
ここでは営業職や、外で仕事をする人、スポーツをする人の、熱中症を疑うぺきポイントです。
頭が痛む
めまいがする
手足のしびれがある
筋肉がつる
だるく、体が重く感じる
下痢をしている
風邪をひいている
とにかくのどが渇く
汗が大量に出る、または汗がでない
休憩をとっていない
水分を摂っていない
食事を摂っていない
睡眠不足である
(成人の場合)先日アルコールを飲んだ
高齢者の場合の、熱中症を疑うべきポイント
顔色が悪い、または赤い顔をしている
熱っぽい
頭の痛みを訴えている
寝て起きるとだるそうにしている
大量の汗をかいている
汗が出なくて、皮膚が乾燥している
血圧が低い
手足にしびれがある
水分を摂っていない
トイレに行っていない
熱中症の疑いがある場合の応急処置の方法
上記で幾つかの熱中症を疑うべきポイントを挙げましたが、1つでも当てはまれば熱中症の可能性があります。
その際にはしっかりと応急処置を取るようにしてください。
熱中症を疑った場合、まず何をすれば良い?
熱中症が疑われる場合は、涼しいところに移動して、体を冷やすことが基本中の基本です。
外にいる場合は日陰で風通しの良い場所に、屋内ならばエアコンが効いている場所に移動しましょう。
意識がある場合で、めまい、立ちくらみ、筋肉の痙攣がある場合
ベルトやネクタイ、ワイシャツやブラウスなどはボタンを数個外して風通しをよくし、スポーツ飲料など水分と塩分がとれる飲料を飲ませて休ませます。
溶体が落ち着いたとしても、念の為に病院へ行き診察してもらってください。
意識があり、頭痛や吐き気、倦怠感がある場合
氷やペットボトルに入った水などを使い積極的に体を冷やします。
冷やす場所は首筋、脇の下、足の付根です。
自力で水分を取れる場合はスポーツ飲料を飲ませ、回復したら念の為にも病院へ行って受診してください。
もしも自力で水分補給できない場合は、直ちに救急車を呼んで病院へ搬送してください。
意識がない場合
意識がない場合は、命に関わる緊急事態ですので、すぐに救急車を呼んでください、
いずれの場合でも救急車が到着するまでは、体を冷やし続けるようにしてください。
まとめ
私たちは、どんな症状が出るとそれが熱中症なのかということをあまり知りません。
何かの指標があれば、熱中症かどうか判断もつきやすくなると思います。
とにかく体調が悪くなったら決して無理をせず、体を冷やし水分補給に努めてください。
またぐったりしていたり、意識がなくなっているようば場合は迷うことなく救急車を呼んでください。
この記事が熱中症予防&応急処置のハンドブック代わりになれば嬉しいです。