低気圧になると頭痛がする その原因と解消・予防法とは?
台風接近!!あ、あ、頭が痛い!!
天気が悪かったり、台風が近づいてくると頭が痛くなる!!
そんな症状はありませんか?
普段は特に頭痛がすることはないけれども、決まって天気が悪いと頭が痛くなるという人は意外と多いです。
ここでは
・天気が原因で起こる頭痛を解消する方法とは?
・意外なもので頭痛を予防する、ある物とは?
飲み薬を飲んでもさほど聞かないと感じているあなた、
天気が悪くなると気分が落ち込むあなた
一緒に解決方法を探って、スッキリしちゃいましょう!!
低気圧だと頭痛がする、その原因とは?
天気が悪かったり、台風が近づいて来たりするなど低気圧だと頭痛がするのは、もしかしたら「気象病」かもしれません。
気象病?
聞きなれない言葉かもしれませんね。
ざっくり説明すると、気象病というのは、天気の変化によって引き起こされる体の不調や疾患の総称であると言えます。
気象病の主な症状としては
めまい
イライラする
古傷が痛む
気象病は、温度、湿度、気圧が関係してくるのですが、中でも気圧の変化がとても大きく影響しています。
そもそも気圧とは何?
気圧とは簡単に言うと、空気の重さによる圧力のことです。
人間の体は常時14トンから16トンの気圧がかかっていて、それで体の中の圧力とバランスを取っています。
ちなみに外の気圧が高くなると、体内の圧力が高くなって実は人間もわずかながらに膨らんでいるのです。
気圧が下がるとどうなるの?
台風の接近等で気圧が下がると体内では何が起こるのでしょうか?
耳の中には「内耳」と呼ばれる器官があり、それが気圧を感じるセンサーであると考えられています。
台風がやってくるとそのセンサーのスイッチが入り、気圧センサーが「体が揺れていますよ」と反応します。
しかし実際には体は揺れていません。
すると頭の中では「揺れている」「揺れていない」の両者が混じり合って大混乱を引き起こし、ストレスがものすごく大きくなります。
すると交感神経が活発に動き、血管が収縮し。結果として頭痛が起きてしまうのです。
低気圧による頭痛を解消する方法とは?
気象病が発症しやすい人の傾向として
1.耳周りの血流が良くない
2.内耳のリンパが滞っている
この2点が挙げられています。
これらの人はめまいを起こしたり、乗り物酔いがしやすいといった傾向もあります。
今すぐできる頭痛解消法
耳の後ろを手で押す(ツボマッサージ)
耳の後ろにはたくさんのツボがあります。
その中には内耳の感覚を元に戻すものや、めまいを戻すものなどが含まれています。
耳の後ろから髪の生え際部分までを、指の腹で円を描くようにマッサージしてください。
首筋のストレッチ
背筋を伸ばし正面を見ます。
左手で頭の左側頭部を抑え、そのまま頭を右側に倒します。
首の左側の筋が伸びていることを確認しながら行ってください。
次に手を反対にして頭を左側に倒します。
この場合も首の右側の筋が伸びていることを確認します。
ストレッチを行うことで血行が良くなり、リンパの流れがスムーズになります。
これらのツボ押しやストレッチを行うことで、内耳の気圧センサーが誤作動しないように整える事ができます。
カンタンにできますので試してみてください。
気象病を予防するのに酔い止めの薬がいい?
気圧が低いことで頭痛が起こる「気象病」ですが、市販されている酔い止め薬が効果を発揮する場合もあります。
車酔いも耳にある内耳が過剰に反応して起こるので、原因としては気象病と同じと考えられます。
酔い止めの薬には、内耳の感覚を正常に戻すような成分が入っていますので、気象病にも威力を発揮することがあります。
ここでポイント
酔い止めの薬を飲む場合のポイントは「痛くなる前に飲む」ことです。
逆に言うと、頭痛がしてから飲んでも効果はないということです。
じつは気圧が下がることで天気が悪くなるのですが、気圧が下がった時点で体調が悪くなり始めています。
ですので天気が悪くなったタイミングで酔い止めを飲めば、その後の痛みが来なくなるので気象病の予防になります。
酔い止めは天気が悪くなったと感じたら飲む
これを忘れないようにしてください。
まとめ
台風の接近など気圧が下がると頭痛がする人は、気圧センサーの役目を担っている内耳の感覚が敏感に反応してしまうことで起きてしまいます。
予防法としては
日頃から耳裏のマッサージをする
首のストレッチを行う
両者ともカンタンにできますので実践してみてください。
また乗り物酔いの薬も効果がありますが、飲むタイミングは「頭痛がする前」です。
これらの事に注意しながら、天気の悪い日も快適に過ごせるように頑張りましょう!!