熱中症かも 発熱しても汗が出ないのは危険信号!!原因と対処法
熱があるのに汗が出ないのは危険を表すサイン!!
熱中症といえば、汗をたくさんかいて、ぐったりしていたりめまいや吐き気があるものだと思っていますが、実は汗が出ないという場合もあるのです。
しかも高熱が出ているにもかかわらず、汗をかいていない場合はかなり危険な症状であるといえます。
ここでは
またそれらの原因と対処方法
熱中症を疑って!!発熱しても汗がでない場合は
40度前後の熱が出た時は熱中症を疑って!!
熱中症になると様々な症状が出てきます。
それには軽いものから重いものまであり、原因も対処法も異なってきます。
比較的軽い症状だと、
めまいがする
足がつる
筋肉がけいれんする
さらに重くなると
吐き気、嘔吐
頭痛
この状態で適切に対処していれば、重篤化を防ぐことができますが、そのまま放置しておくと重篤化してしまうと「熱射病」となります。
熱射病の典型的な症状としては、高熱が出て、しかも汗が出なくなるというものです。
したがって、高熱が出ているのに汗をかいていない、という症状が出ている場合は、命に関わる症状だと判断して適切な処置を直ちに行わなければなりません。
熱中症による発熱の原因は何?
私たちは暑い時に体の熱を外に逃がすために汗をかきます。
しかし汗をかいても、汗として排出された水分や塩分を補給してあげないと体液のバランスが悪くなり、結果として熱中症の各症状が出てくることになります。
さらに高温で多湿な環境で脱水症状が起きると、脳の温度が上昇し、脳が司っている体温調整機能が正常に働かなくなります。
すると汗は止まり、体温は急激に40度を超えてしまいます。
こうなると全身のひきつけや、場合によっては呼びかけにも反応しない意識障害を引き起こすことがあります。
熱中症で発熱した場合の対処法は?
発熱するような熱中症は突然やってくるものではありません。
その前段階の軽い症状に対して適切に処置しなかったり、放置してしまったことによって重篤化してしまうのです。
ですので重篤化する前に、熱中症を疑う症状が出た時は、
屋外ならば風通しの良い日陰に
屋内ならエアコンが効いている場所に寝かして
とにかく体を冷やしましょう。
冷やす場所は、
首
脇の下
足の付根(鼠径部・そけいぶ)
この3箇所、ここは大きな血管が通っているので効率よく冷やすことができます。
注意!!
このときおでこを冷やすのはダメです。
頭を冷やすと脳が「体が冷えてる」と勘違いして体を冷やすことを止めてしまうからです。
高熱が出ているのに汗が出ていない場合
これは熱中症の中でも重症なので、直ちに救急車を呼んで医療機関で診てもらってください。
救急車が到着するまでは、体を冷やすことに専念してください。
まとめ
熱中症はさまざまな症状として出てきますが、中には命に関わる重大なものもあります。
ですので暑い日はまず第一に「水分と塩分を補給する」ことを忘れないで下さい。
そして万一、熱中症を疑う症状が出た場合は、
体を冷やし、意識があるかどうか確認する
もし意識がない場合は直ちに救急車を呼んでください。