夏の体のだるい重い症状は内臓疲労が原因?セルフチェックと回復方法
2016/09/16
夏になると体がだるくなったり重くなったりと、体調がすぐれないことってありませんか?
単なる夏バテだと思っていて放っていたりすると体のあちらこちらで不調をきたすようになりかねません。
もしかしたらその夏の疲れは「内臓疲労」かもしれませんよ!!
ここでは
内臓疲労度のチェック
内臓疲労を回復させるための方法
夏になると体がだるい 思いと感じるのはなぜ?
夏になると、体がだるい、または重いと感じることが多くなるのは単なる疲れではありません。
夏の疲労にはある特徴的な原因が隠れているのです。
それが「内臓疲労」と呼ばれるものです。
内臓疲労というのは簡単に説明すると、疲れによって内臓の機能が低下してしまう症状を指します。
内臓疲労を起こす原因は?
夏の疲れと内臓疲労とはどのように関係しているのでしょうか?
何が原因で内臓疲労を起こすのかを見てみたいと思います。
1.夏の暑い時期に冷たいものを食べ過ぎると胃と腸の粘膜の血液の流れ・血流が低下する
2.消化吸収が悪くなり消化されていない未消化の食べ物が腸に下りてくる
3.お腹の痛みを感じたり、下痢を起こしてしまう
4.さらに腸内で悪玉菌が増えて血液中に悪玉菌の毒素が入り込む
5.肝臓はその毒素を分解するために働き続け、疲れきってしまう
6.そぢて肝臓の疲れが体全体に広がる
このような流れで体の疲れが出てしまうのです。
逆に言いますと、内臓疲労が回復すると
夏バテ解消
下痢や便秘の解消
感染症の予防
快眠
肌荒れ解消&美白
脳が活発になる
などのメリットがあります。
あなたの内臓疲労度をチェック
自分の内臓が疲れているかどうかは知りたいものですよね。
そこであなたの内臓は疲れているかどうかの内臓疲労度チェックをしてみましょう。
○Xでお答えください
1.夏になると体がだるくて重くなる
2.つい冷たいものをたくさん食べてしまう
3.食欲がなく胃がもたれることがよくある
4.夏になるとカゼを引きやすい
5.便秘になったりや下痢が続くことがよくある
6.肌荒れや口の周りに吹き出物がよく出来る
7.睡眠時間を十分とっているのに日中も眠い
8.気分が憂鬱で頭の回転が鈍っていることが増えた
内臓疲労が始まっている可能性があります
4~6個当てはまる方
すでに内臓疲労をおこしています
7個以上当てはまる方
内臓疲労が進行していますので、早めに医療機関で受診してください。
内臓疲労を回復する方法とは
内臓疲労を回復するためのとっても簡単な体操があるんです。
全国各地で行われている体操で、医療関係者の中でもとても注目されています。
この体操は数ある運動や体操の中でも効果が高く、しかも何歳になっても手軽にできる体操です。
その名も「ゆる体操」という体操です。
特徴は、普段は固まっている様々な筋肉を揉みほぐすように緩めていくことなんです。
この「ゆる体操」は、運動科学総合研究所 所長の高岡英夫氏が考案した体操で、かつては陸上競技の朝原宣治元選手やサッカーの澤穂希元選手が実践していたというもので、今では全国に教室がありおよそ600万人の方が実践しています。
内臓を揉みほぐすってどういうこと?
内臓もほとんどが筋肉でできていますので、内臓が固まってしまうと血流も悪くなり、すると代謝も落ちて本来の機能が落ちてしまいます。
夏は気温が高いので臓器もたるんでいるというイメージが有るかもしれませんが、実際にはけっこう固まっていることが多いのです。
内臓疲労を起こす原因の一つは、内臓を構成している筋肉が固まってしまい動きが悪くなることです。
しかし腕や足のような骨格の筋肉とは違って内臓は自分の意思で動かすことができません。
そこで「ゆる体操」を行って内臓を動かそうというものなんです。
ゆる体操のポイントは横隔膜
内臓は自分の意思では動かすことができませんが、唯一自分の意思で動かせるのが「横隔膜」です。
横隔膜はその上下に内臓と接しているので、横隔膜を上下に動かすことで間接的に内臓も動かすことができるようになります。
横隔膜を動かして内臓全体を動かすことで血行が良くなり、内臓本来の機能が回復し、その結果として体の不調も改善するというものです。
実践してみよう!!お腹ペコポコペコー体操
ゆる体操は目的によって100種類以上あるのですが、その中でも内臓疲労の回復に有効な体操をご紹介します。
この運動は横隔膜を大きく上下に動かすことで内臓の疲労を取る最も優秀なメソッドです。
それが「お腹ペコポコペコー体操」です。
お腹ペコポコペコー体操のやりかた
2.ぺこーと声を出しながらお腹をへこませる(この段階で息を全て吐かないように)
この段階で横隔膜が締まって内臓を引き上げている
3.ポコーと声を出しながらお腹を膨らませる
今度は横隔膜がたるんで内臓を下に引き下げています
4.続いてもう一度ペコーと声を出しながらお腹をへこませる
これを繰り返して息を全て吐ききる
体操のポイント
一度息を吸ったら後は吐いていくこと
すべてを吐ききるまではすわないこと
注意ポイント
横隔膜が動いていることを意識しながら行なうことが大切です。
「ペコーポコー」と声を出すことで運動効果をアップすることができます。
息が続かない方は無理のない範囲で行ってください
一度息を吸って吐ききるまでを1セットとして、1日3セット行うだけでよいです。
チェック!!まとめ
夏の疲労の大きな原因の一つが内臓疲労です。
内臓疲労を回復させるために重要な体の部位は、唯一自分の意思で動かすことができる横隔膜。
ゆる体操のなかの「お腹ペコポコペコー体操」で横隔膜を意識しながらなるべくゆっくりと動かしてください。
横隔膜を動かすことで内臓の血流が改善され内臓疲労を回復してくれます。