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ノロウイルスが流行する時期と理由 感染しないための予防法

   


ノロウイルスは寒くなってくると話題にのぼって来るので、何となく冬場だけのものの様な気がしてしまい、冬だけ気をつければいいような感じもします。

しかし一方で冬場でなくてもノロウイルスによる食中毒のニュースなども見ることがあります。

ノロウイルスが流行する時期を知ることで衛生面で注意がいきやすくなります。

そこでここでは

・ノロウイルスが流行する時期はいつ頃なのか?
・その時期に流行する理由は何?
・感染しないための予防法とは?
これらについてお伝えしていこうと思います。

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ノロウイルスが流行する時期はいつなのか?

ノロウイルス感染症は「感染性胃腸炎」の一つです。
感染性胃腸炎の原因となる主な病原菌は
細菌
ウイルス
寄生虫
がありますが、その中でもノロウイルスの感染による患者数が年間を通じて一番多いのです。

ノロウイルスの感染者は11月くらいから増え始め12月から翌年1月頃ピークを迎え、その後徐々に減少していきます。
3月頃まで流行しますが4月になると患者数は大幅に減少していきます。

患者数の推移を見てみても冬場に多く発症していることがわかります。

ただし7月、8月の暑い時期でも少ないながらも感染する人はいますので注意が必要です。

ポイント
ノロウイルスは1年を通じて発生していますが、特に冬場に流行します。

ノロウイルスが冬場に流行する理由とは?

ノロウイルスは患者数の統計から冬場に流行することがわかりました。
ではなぜ冬場に感染する人が多く出るのでしょうか?

それはノロウイルスの感染経路と関わりがあります。

ノロウイルスの感染経路

ノロウイルスの感染経路は大きく分けると
・二枚貝を介するもの
・ヒトからヒトへの感染
があります。

二枚貝とは、カキ、アサリ、しじみ、ハマグリなどの貝類です。

アサリやしじみはお味噌汁に入れますし、ハマグリは焼いて食べるのが一般的です。

カキはフライにしたり鍋に入れたりしますが、生で食べることも多いですね。

そしてカキのおいしい季節と言えばやっぱり「冬」

ノロウイルスに汚染されたカキを生で食べることでウイルスによる食中毒が発生してしまいます。

また火を通した料理についても、ノロウイスルは熱にも強いので、十分に加熱をしていないとやはり感染の可能性があります。

ということでカキが旬なのが冬場であることも理由の一つです。

ウイルスは抵抗力が強い

ノロウイルスは抵抗性が高くて、20℃の環境では1ヶ月間、4℃では2ヶ月ほど生存が可能です。

このことから夏よりも冬の方が生存する環境が整っていることもあり、それだけヒトへの感染の確率が高くなってしまいます。

また冬場は湿度が低く、空気が乾燥していると空気感染も起きやすくなるため冬場には感染者が増えてしまうのです。

ポイント
冬場にノロウイルスが流行する理由としては
感染源の一つであるカキの旬を迎えること
空気が乾燥するので飛沫感染や空気感染が起きやすい

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ノロウイルスの予防方法

ノロウイルスの感染経路は分かっていますので、特に冬場は予防に努めましょう。

カキなどの二枚貝を食べる時は生は避け、フライや鍋物などしっかりと火を通してから食べてください。

そして飛沫感染や空気感染を予防するためにもマスクは必須です。
また食品に触る前やトイレから出た後は、いつもよりも念入りに手を洗いましょう

これらを注意しておくだけでもかなりの予防効果がありますので、実行してみてくださいね。

まとめ

ノロウイルスは1年を通して発生していますが、特に冬場(12月~翌1月がピーク)に流行します。

感染ルートの一つに二枚貝がありますが、その中でカキは冬に旬を迎えることから、生だったり、熱を十分に通していないと感染の確率が高まります。

また空気が乾燥する冬場はウイルスにとっても生存しやすい高環境が整っているため、空気感染の恐れが高まります。

予防法としては、二枚貝を食べるときにはしっかりと火を通すこと。
そしてマスクを着用し、手洗いをしっかり行うことで感染を防ぐことができます。

ノロウイルスに感染してしまうと、吐き気や下痢がひどくなります。
辛い思いをしないように、寒くなり始めたらノロウイルス感染対策をしっかり行いましょうね。

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