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熱中症の見分け方 救急車を呼ぶタイミングと応急処置の方法

      2016/09/02


熱中症が疑われる場合、救急車ってどのタイミングで呼んだらいいの?

年々暑くなる夏
そして熱中症が誰に起きてもおかしくないくらい身近のものになっています。

もし学校や職場で体調が悪くなった人がいた場合、それが熱中症かどうか見分けることはできますか?
また熱中症が疑われる場合、どのタイミングで救急車を呼べばよいか、判断に迷うものですよね。

ちょっと気分が悪いだけで救急車を呼ぶなんてちょっと大げさかな?なんて考えたりしがちです。

しかし熱中症は死に至ることもある危険な症状ですから、適切な判断が求められます。

そこでここでは

・熱中症の見分け方
・どのような場合に救急車を呼べばよいのか
・救急搬送されるまでの間にするべき対処法
についてお伝えしたいと思います。

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熱中症の見分け方 そのポイントは?

熱中症になるとどのような症状が出るのかを知っておくことが重要です。

熱中症になるとどんな症状が出るのか?

熱中症になると、大きく分けて
1.熱失神
2.熱けいれん
3.熱疲労
4.熱射病
の4つの症状が現れます。

熱失神

全身の血液の循環量が低下して脳への血流が一時的に不足して、めまいや立ちくらみ、失神が起きます。

熱けいれん

大量に汗をかくことで血液中のナトリウムが不足して、筋肉の痛み、こむら返り(足がつる)、硬直などが起きます。

熱疲労

大量の発汗で脱水症状になり、頭痛、吐き気、嘔吐、全身の倦怠感、虚脱感が起きます。

熱射病

脳による体温調整の機能が失われ、体温が40℃以上に上昇し、発汗が止まります。
ひきつけや、呼びかけに反応しないなどの意識障害が起きます。

熱中症を見極めるポイント
1.熱中症を疑う症状があるか
2.意識があるか
3.水分を自力で摂取できるか
4.症状がよくなったか

とくに自力で水分が摂取できない場合は
救急車を呼ぶか医療機関で受診してください。

救急車を呼ぶのはどのタイミングで?

体調が悪い人が、どのような状態なら救急車を呼んだらいいのでしょうか?
救急車を呼ぶタイミングって難しいですよね。

たいしたことないのに救急車を呼んだりして!!なんてことが頭をよぎるのでつい躊躇してしまいがちです。
しかし熱中症は命に関わることもありますので、下記のチェックを見ていただいて、当てはまれば迷うことなく救急車を呼んでください。

チェック1.
熱中症を疑う症状がありますか?
(めまい、大量の発汗、高体温など)
暑い環境にいた、またはいた後の体調不良は熱中症を疑ってください。
チェック2
意識がありますか?
まず大きな声で声をかけてください
意識がなければ救急車を呼ぶ

意識がはっきりしている場合は
涼しい場所に避難し、服を緩め体を冷やす

チェック3
自力で水分補給できますか?
出来ない場合は医療機関へ

水が飲める場合はチェック4へ

チェック4
症状はよくなりましたか?
よくなった場合は
そのまま安静にして十分に休息をとり回復したら帰宅しましょう

よくならない場合は医療機関へ

熱中症を疑う場合でも救急車を呼んでもよいのか
大げさすぎるのではないかと考えてしまいがちなので
このチャートを参考にしてほしいと思います。

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救急搬送までの応急処置の方法とは?

救急車を呼んでから到着するまでにすることは、「体を冷やすこと」です。

コツを覚えればだれでもできますので、実践してください。

冷やす場所は?
わきの下、そけい部(足の付け根)、首筋を冷やす
(これらの場所は大きな血管が通っているので、体温を下げるのに有効です。)

何で冷やせばいい?
水の入ったペットボトルを使用して冷やします。

注意点
ペットボトルで冷やす場合はタオルで巻くのがよいでしょう。
(ペットボトルを直接肌に当てると冷たすぎるからです。)

その他
ネクタイややベルトなど体を締め付けているものがあれば、それらを緩めて風通しをよくします。

おでこを冷やすのはあまり効果はない?
風邪を引いた時など、おでこを冷やすことをすると思いますが、熱中症の場合はやめましょう。
おでこを冷やすと、脳が自分の体が冷えたと錯覚を起こし汗をかくことをやめたりするので体温が下がりにくくなってしまいます。ですのでおでこを冷やすのは避けたほうがよいです。

熱中症の対処法まとめ
・タオルを巻いたペットボトルなどで首筋、そけい部、わきの下を冷やす
・おでこは冷やさない
・水は自力で飲ませ意識があるかどうか確認する
・衣服(ネクタイやベルト)を緩めて体全体を扇ぐ

まとめ

もし周りに熱中症らしき症状の方がいた場合には、意識がおぼつかない場合にはすぐに救急車を呼ぶこと

たとえ意識があったとしても自分で水分を取ればい場合は病院へ連れて行くべきである。

いつもとちょっと違う!と感じたら、熱中症であることを疑い、上述した方法で熱中症かどうか判断し、具合の悪い人の状態に応じて救急車を呼ぶなどの対策をとってください。

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