冷え性が女性に多い理由 身体への影響とその対策とは?
指先や足の先が冷えて困る! 寒い季節ならばありがちですけれども、最近では暖かい季節でも手足が冷えてしまうという若い女性が増えています。 たしかに男性でも冷え性の人はいますが、圧倒的に女性のほうが冷え性で悩んでいる人は多いですね。 冷え性を克服したいですが、その前提としてなぜ冷え性が女性に多いのでしょうか それを知ることで冷え性改善の対策を講じることが出来るようになります。
冷え性が女性に多い理由とは?
平熱が男性よりも低い
女性の平熱は男性と比べると0.3~0.5度くらい低くなっています。
もともと身体の中の熱量が少ないのですから手足の先が冷たく感じてしまうことが多いのです。
筋肉量が女性は少ない
体の中で熱を生み出すのは筋肉です。
一方脂肪は体の熱を放出しにくく、また外からの熱の影響を受けにくい性質があります。
女性のほうが男性よりも脂肪の割合が高いので熱が溜まりやすいのでは?と思ってしまいますが、脂肪は熱を生み出すことがありません。
また筋肉には体の隅々の血液を心臓に戻すというポンプのような役割がありますので、筋肉の少ない女性はどうしても血液が滞りやすくなってしまいます。
したがって脂肪の多い女性は冷えやすい体質を持っていると言えます。
無理なダイエットをしている
運動と食事のバランスを摂りながらするダイエットならば問題はないのですが、ダイエットといえば食べない事!と考えている人も多いです。
そのような無理なダイエットを行なうとどうしても筋肉量を落としてしまい体の中から熱を発生させにくい体になってしまいます。
また必要な栄養素が不足してしまいますので、栄養失調という面からも冷えを一層強くしてしまいます。
ファッションにも冷えの原因が
女性のファッションはローライズやおへそが出てしまうスタイルなどが多いので、体外からの寒さを受け入れやすい環境となっています。
また矯正下着などを身につけると体を締め付け、その結果血行がわるくなり血液が滞ることによって冷え性の原因にもなってしまいます。
ホルモンバランスの乱れ
女性は月経の影響でホルモンバランスが乱れがちです。
ホルモンバランスが乱れてしまうと、体温を調整している自律神経の働きが弱くなり、手や足の末端の血管まで十分に血液が送られなくなってしまい、その結果冷えを感じるようになってしまいます。
冷え性による体への影響とは?
冷え性で悩んでいる人は多いですが、それで病院へいったという人は少ないと思います。
というのは、西洋医学では「冷え性」というのは病気ではないと考えられているんです。
しかし東洋医学では冷えは「万病の元」と考えられているので、放置しておくことはよくありません。
冷え性をそのままにしておくと
膀胱炎
頻尿
自律神経失調症
肩こり
腰痛
月経痛
生理不順
不眠症
などの症状を引き起こすことがあります。
たんなる「冷え性」だと思わないで、改善していく努力が必要ですね。
冷え性を改善するための方法とは?
冷え性の元となるものは様々な要素がありますが、結局のところ「血行が悪い」ことが最大の原因であります。
ですので冷え性を改善するためには血行をよくすることを日頃から行えば良いことになります。
では具体的に見ていきましょう。
お風呂では湯船に入る
お風呂は夏はもちろん、冬でもシャワーだけで済ますと言う人はとっても多いです。
しかしシャワーだけでは体を温めることはできませんので、冷え性の人はしっかりと湯船に入る入浴をしてください。
この時のオススメは「半身浴」です。
夏なら38度位、冬なら40度くらいのややぬるめのお湯にゆっくりと時間をかけて入ると良いです。
みぞおちくらいまで湯に浸かるくらいがちょうど良いです。
肩が寒い場合はたまにお湯をかけたりタオルを掛けるなどしてください。
生活に運動を取り入れる
運動することにより筋肉を使うので血行が良くなります。
また、運動で筋肉をつければ体の中で発生する熱も多くなり、基礎代謝も上がるので結果としてダイエットにもつながり一石二鳥ですね。
冷たいものと取り過ぎない
ジュースなどの静慮飲料水は体を冷やしてしまいます。
冷たいものはなるべく避けて暖かい飲み物と飲みましょう。