麻疹にかかった子供の症状とその対処法 出席停止は何日間?
幼稚園に通うお子さんがちょっと体調が悪くて風邪っぽい!
もしかしたら麻疹?なんて不安になってはいませんか?
そこで、ここでは
麻疹にかかったらどのように対処したらよいか
幼稚園は何日休めばよいのか
麻疹にかかった子供はどんな症状が出る?
麻疹の初期症状は風邪に似ている!?
麻疹(はしか)に感染して発症すると初期段階では
くしゃみ
咳
38℃前後の熱
人によっては目やにがでたり目が充血することもあります。
この段階では多くの人は「風邪をひいた」と感じるでしょう。
しばらくすると口の中のほっぺの裏に小さな白い斑点ができます。
この症状が出たことが確認できると「麻疹」と診断されます。
その後、2~3日くらいで熱は下がっていきます。
それから半日位するとまた熱が上がり、それと同時に赤く盛り上がった発疹が体中に出てきます。
発熱と発疹は4~5日位続き、その後回復に向かいます。
麻疹の症状に対する対処法は?
麻疹に効く薬はなくて、最大の予防法はワクチン接種です。
予防接種をする前に麻疹に感染している人(またはその可能性のある人)と接触があった場合は、すぐにお医者様に相談してください。
麻疹は感染してから発症するまでの潜伏期間が10~12日ほどありますので、その期間に処置をしてもらえば、軽い症状ですむ場合があります。
ポイント
麻疹に感染した人と接触をした場合は、すぐに医療機関を受診してください。
注 意
麻疹が疑われるときに病院へ行く場合は、直接行くのではなく、一旦電話で問い合わせをしてから行ったほうがよいです。
なぜならもしお子さんが麻疹にかかっていた場合、直接行くと病院にいる人たちに感染してしまうからです。
麻疹の感染力はインフルエンザの6倍と言われていて、空気感染なので極端な話、すれ違うだけでも感染するそうです。
事前に問い合わせをしておくと、病院側でもしっかり準備を整えて対応してくれるのでお互いに安心です。
家で体調を崩した場合の対処法
お子さんが家で風邪のような症状が出た場合は下記のように対応してください。
水分を十分に摂る
高熱が出ることでたくさんの汗をかくので、こまめに水分を補給しましょう。
飲むものは水よりもスポーツドリンクや果汁のジュースにした方が、ビタミンや塩分が摂れておすすめです。
熱がある時は頭部を冷やす
熱がある場合は、冷却ジェル(熱さまシートなど)や氷枕などで頭を冷やすと楽になります。
熱があると体力をとても消耗するので、お風呂には入れずに、ホットタオルで顔や体を拭いてあげてください。
部屋は加湿する
加湿器を使ったり、なければ濡れたタオルを掛けるなどして部屋の中の空気を保湿するようにしてください。
医療機関を受診する
発熱や咳などの症状が出た時は風邪かもしれませんが、口の中に白いブツブツが出てきた時は麻疹である可能性が高いので、その場合はすぐに小児科や内科を受診してください。
その際は事前に問い合わせをしてから病院へ行くようにしてください。
麻疹での出席停止!!幼稚園は何日休む?
麻疹は「第二種感染症」に分類されている、国指定の感染症です。
感染が広がらないように、幼稚園は休まなければなりません。
ではどのくらいの期間休まなければならないのでしょうか?
麻疹は、熱が下がってから3日を経過するまでは休まなければなりません。
完全に熱が下がった状態なのかどうか、また、幼稚園への出席停止の判断について不安なことがあれば、担当の先生に聞いてみてください。
まとめ
麻疹は、初期段階では風邪に似た症状が出るので、判断が難しいところです。
(実際、お医者様でも初期の段階では診断が難しいそうです)
熱があったり鼻水が出ている様な場合は、まずは家で安静にして対処し、口の中に白いブツブツができたならばそれは麻疹である可能性が高いので、事前問い合わせをして医療機関を受診してください。